2013年5月10日金曜日

Project す舞 巨匠投稿 "最後の同潤会アパート、解体前に公開"


キョショウからの投稿がありました。

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" 最後の同潤会アパート、解体前に公開 上野下アパート "に寄せて
↑↑↑ 画像と記事,ご参照ください. ↑↑↑
Copyright尊重のため画像は転載しておりません.


5月8日,地上波のニュースを眺めるともなく流していたら
最後の同潤会アパートが解体される と
「そんな話がニュースになるんだ」、が第一印象

夜半の他のニュース番組でも同じニュースが流れる
「時代が変わっていく感じがする」

関東大震災の復興事業として建設されたこの同潤会アパートは
集合住宅の近代化の先駆けだった

台東区は上野下という場所で、84年間人々の生活を支え続けたという

東京の肥大化によって地価は上昇し、外から見れば、
そこだけ取り残されたような一角だったであろうその建物は、
人の継承を3世代、4世代も支えたのだ

東京では、再開発という名のもとでオフィスビルの建て替えが進んでいる
「とうとう住宅建築の建て替えが始まるか」
何日か前に口にしたこの言葉に現実味が出てくる

<100年住宅>という言葉を謳い文句にして、
昨今、住宅産業を展開する方々は、
人々が取得する建物の寿命を考えたことがあるのだろうか?

「建物は100年ももたないのだよ」
その建物が映像を通して語りかけているようだ

日本の人口推移は確定的だ
東京が肥大化を続けるには、国外からの人口流入しか考えられない

<資産>という言葉を信じ、住宅を取得する方々に
建物が訴えかけているようだ
「それが過去の話になる可能性が高いのだよ」
「ほら、すでに自動車は資産ではなくなっただろう」とも

であれば、
住宅にまつわる<資産>の概念を転換してしまえばよいのだ、
お金に替えるものではなく、守っていくものとして
そうすれば、
人任せではなく、本当の資産として自分たちに取り戻すことは出来るはず

集合住宅の共用部は、公の道路や公園ではないのだ

自分たちで考え、自分たちで行動してほしいと、心から願う

そのお手伝いをするのが、私たち建築に携わる人間の使命なのだから



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都内にあった何件かの同潤会アパートは、ボロボロに老朽化しながらも、
建物に誇りのようなものがありました。
今回の台東区のそれも、写真で見る限りだが、居住まいの正しさを感じます。
それは、古き良き時代の人達の持っていた気概を、建物が受けているからでしょうか。
きっと建てた人達や住人達に可愛がられていたんだろうなあ、と思います。

建物も必ず年をとるのです。
花も動物も愛情をかけると応えてくれます。
それは建物も同じ、とキョショウは言います。
だから、建物が長生きできるように、住んでいる人達が主体となって、修繕をして頂きたいなあと、思うのです。

「半端な額ではない修繕積立金を、お住まいのご主人の納得がいくように使って下さい。」
「建物を可愛がってあげて下さい。」
今後とも、小さいながらも灯を灯し続け、発信し続けていくつもりです。

アナタのお住まいが、可愛くて丈夫なお年寄りになれますように!



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