2012年11月4日日曜日

鷺沼シティハウス1988






初めて小野センセイに連れて行ってもらったのが、
この鷺沼シティハウス

玄関、石、タイル、ドアから内装に至るまですべて、キョショウの監修だそうです。

部屋のデザインは全部違うとのこと。
一番初めの入居者はオカマのカップルとか。


うまくシャッターチャンスが切れなかったのですが、
この細かい格子のドアを抜けると、更にもう一つ、ドアがあります。

外側のドアをゆっくりくぐりながら
「さよなら~」とお友達に言い、
もうひとつ奥のドアが開いて、また振り返り
お互いにニッコリ笑って手を振るお母さんと子供のお
友達同士を見た時、キョショウは嬉しそうでした。

「このドアでさよならを言うと、寂しくなさそうだねぇ‥
振り返った時に笑顔が見える。
よかった、ボクの作った建物の中で、子供達が遊んで
いて。」

玄関脇のキョウショウこだわりの石

真ん中の小さな丸い石は、ドアチャイム、みたいに見えるよう遊んだらしいです。

本当にやってしまう人がいたら、物陰に隠れていたキョショウが、「うっそ~~」とケラケラ笑いながら、ユーモラスに踊り出てきそうです。

実は、何よりもキョショウが心配していたのは、15年近くも年月が経った今、自分の建物がまだぼろぼろになっていなくて、そこに住んでいる人や家族が、幸せに暮らしているかということ。
このチャイムを見たら、全室、皆さんが住んでいました。

キョショウのデザインの細かい格子が木のはめ込みで作った自動ドアを抜けて、奥に入っていくと‥‥

 なんとこれが共有スペース!  




「デザイナーズマンション」と言われる建物の走りの作品を作ったのが、われらが小野先生なんだそうですよ~



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